クルーズ旅行に行ってみたいなーと思っても、大きな壁があります。
それは、船酔いが心配!ってこと。
でも大丈夫!これを読めば、絶対に船酔いしません。
船酔いするのか?絶対に船酔いしない方法!を理論と経験に基づいて理由を説明・検証したいと思います。
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クルーズ旅行は船酔いが心配
ダイヤモンドプリンセスは船酔いする?
クルーズの心配事
クルーズ旅行の「一番の心配事」は?というと、やはりコレ「船酔い」です。
子供のころに乗ったフェリーが揺れに揺れて、死ぬかと思ったという経験をされた人も多いはず。私もその一人で、船なんて二度と乗るか!!と、子供心に誓ったあの日を思い出しますよね。
ダイヤモンドプリンセスは船酔いしない?
すべて読めば、絶対にダイヤモンドプリンセスで船酔いしません!(キッパリ)
もう、しないと言ったら、しないのです!!
ただし、揺れないのではなく、船酔いをしないということなのでお間違いなく
そりゃね、ちょうど大型台風が直撃とか、とっても運が悪いときもあるかもしれません。でも、基本的に普通の大人はダイヤモンドプリンセスで船酔いの心配は無用です!!
乗り物酔いの申し子みたいな私
子供のころからずっと、大人になっても、乗り物酔いがひどかった私。ちょっとの買い物で車に乗るときもスマホなんてもってのほか!じっと前を見てないと、もれなく気分が悪くなってました。
そんな私が、たしか5年前くらいだったか?新潟から小樽に行く新日本海フェリーの「ゆうかり」に乗船しました。
全長199.9mの大型船だから大丈夫と言われていたのですが・・・・結果は、ひどい船酔いで完全にダウン。本当にひどい思いをしました。
もう絶対に無理!乗りたくない!!と完敗宣言。
往復の乗船券を購入していましたが、小樽についてすぐに復路はキャンセルして、函館-青森の短航路便に変更しました。
それ以来、船は絶対に酔うものだとあきらめていましたが、いつかは大型クルーズ客船に乗りたい!と、ダイヤモンドプリンセスを調べれば調べるほど船酔いしない理由がたくさんありました。船酔いのメカニズムを調べると、これまた克服できそうだし・・・
船酔いに関して安心出来たので、満を持してダイヤモンドプリンセスに乗船。
天候が悪いときもあまり揺れずに、満喫できました。こんなに船酔いしないなら、もっと早くからクルーズするんだった!と後悔しています。まあ、それ以来、クルーズ旅行にどっぷりはまっています。
船酔いを心配して、クルーズ船に乗らないのはもったいないですよ!
船酔いは治ります。船酔いが治るというより、克服できるんです。病気じゃないですもんね。
なぜそこまで酔わないってハッキリ言い切れるの?
それは、ちゃんとした理由があるからです。不安な人は、下の説明を読んでください。そして、安心して好きなクルーズを選んで申込んじゃいましょう!
ダイヤモンドプリンセスはナゼ船酔いしない?
なぜ、そこまで自信を持って船酔いをしないと言い切れるのか、技術的な部分から説明していきます。
ダイヤモンドプリンセスは大きいから揺れない
「ダイヤモンドプリンセスは大きいから揺れないんだよねー」と、なんとなーく思っている方も多いはず。
そうです、大きい船は船酔いするような揺れがないのです。ではなぜ大きい船は揺れないのでしょうか。
日本近海の波は、大きくても波長が100m。発達した低気圧の影響を受けてもっと巨大になったとしても、波長が120mくらいです。つまり、波の頂点と頂点の距離が120mということ。
それに対して、ダイヤモンドプリンセスの全長は290m、波長の2倍を超えています。
(2倍を超えていることが重要なのです。)
ちなみに、日本にたくさんある大型フェリーの全長は200m弱。みんなそろって200m弱なのです。それは、200mを超えてしまうと巨大船に分類されるため、なんだかいろいろ面倒なんだそうです。
ということは、全長200mの船にとって、波長が120mくらいの巨大な波がきたときは、波長の2倍にならなくなります。そうなるとどうなるか、シミュレーションしてみました。
前後の揺れのメカニズム
波長が120mの巨大な波がやってきたときの船の挙動を再現しました。
上の船は、全長290mのダイヤモンドプリンセス
下の船は、全長200mの大型フェリー
これを見てわかるように、発達した低気圧によって巨大な波が発生しても、日本近海ではダイヤモンドプリンセスに前後の揺れは発生しないのです!!
すばらしい!パチパチパチ・・・・
ん?「前後の揺れは発生しない」って、前後に揺れないだけなの??
そうです、「前後の揺れは発生しない」だけです。だって、横幅は37.5mしか無いですから、この理論だと左右には揺れてしまいます。
でも大丈夫、別の技術で左右の揺れも抑えているんです。
左右の揺れを抑える技術
左右の揺れを抑える技術は、その名も「フィンスタビライザー」です。
スタビライザーとは、普通の乗用車にも使われている技術で、左右の傾きや揺れを少なくするものです。
その、スタビライザーの仕事を、水の中でフィン(魚のひれ)によって行うから、フィンスタビライザーなのです。
フィンスタビライザーの実力
フィンスタビライザーは、大きなひれのような羽のようなものが水中に出っ張って、揺れを抑えるだけではありません。だって、それじゃサーフィンボードやヨットと同じになっちゃいます。
近年のフィンスタビライザーは、電子制御によって常に最適な角度にフィンを動かします。
つまり、左右方向の揺れを感知・予測して、揺れが少なくなるように上向いたり下向いたり動かしながら、船の左右方向の揺れを抑えるのです。なんと、フィンスタビライザーの効果実験で、悪天候時に平均15度傾いていたのが、平均3度の傾きに軽減されたという結果もあります。
海の波による揺れは、周期的にやってきますので、そういう左右方向の船の揺れには、絶大な効果を発揮します。ただ、残念なことに、周期的では無く波がぶつかるような突発的な動揺には効果がありません。だから、ガタガタっと地震のような揺れがあったりします。でもこのような揺れは船酔いには関係ないので、船酔いという視点から考えると、フィンスタビライザーで左右方向の揺れはほぼ抑えられると言えます。
しかし、船の大きさに対して小さくない??
たしかに、大きな船からすると、小さなフィンかもしれません。しかし、小さくても船速が高速になればなるほど効果が発揮されますので、揺れる外洋で最高速に達したときにはちゃんと効果があります。車のスピードが上がると、ハンドルの回転が少なくても車を左右に揺らすことができるのと同じです。
それに、大きさはそれほど重要ではないのです。重要なのは、どのように揺れを予測して制御するかですから、小さいほうが応答性が高く制御しやすいので、船の揺れを少なくできるのです。
今やほとんどの客船で採用されているフィンスタビライザーですが、その制御精度はピンからキリまであります。そもそもフィンスタビライザーは、三菱重工が発明した技術ですから、三菱重工が作ったダイヤモンドプリンセスには最高の技術が投入されているはず!信頼性は高いと思います。
以上のことから、ダイヤモンドプリンセスは、船酔いするほど揺れないと断言できるのです。
まったく揺れないわけではありませんが、心地よい横揺れに感じるので、ハンモックに揺られているような感覚で、ぐっすり眠れます。
でもまあ、たまにガタガタっと揺れますが、その揺れで「そうだった、ここは船の中だった」と思い出すことができるのです。
でも、「ダイヤモンドプリンセスで船酔いして辛かったー」ってブログに書いてる人もいるよ
たしかに、運悪く台風接近などで大揺れすることがあるかもしれませんが、それでも「気分悪くてしばらく寝てた」程度なんです。だから、その人はまた乗船しているはず。「もう二度と乗りたくない!!」って人いないですよね。人気ブログの大げさな表現に惑わされないようにね。
こないだ乗ったフェリーは、とても大きい船だけど、とても揺れたよ
フェリーは、大波があっても定刻を守るために突っ切ります。しかし、クルーズ船は急ぐ必要はありませんので、大波があると時間を守ることよりも揺れを抑えることを優先します。だから、揺れが少ないのです。そのかわり、時間通りに寄航しないことも多いのですけどね。
ほかのクルーズ船の揺れは?
客船名 | 全長 |
---|---|
日本丸 | 150m |
ぱしふぃっくびいなす | 183m |
飛鳥Ⅱ | 241m | ダイヤモンドプリンセス | 290m |
上の3つは日本船ですが、数字だけを見ると日本丸なんて絶望的に揺れそうです。でも、そんなことはありません。小さいクルーズ船は、それなりに揺れないコースを選んだり、揺れない時期を選んで航行しています。そこは、クルーズ船会社の腕のみせどころ。日本船特有の細やかなコース選択が快適な船旅をもたらすでしょう。それでも揺れが心配なら、飛鳥Ⅱを選んだほうが揺れは少ないです。
ダイヤモンドプリンセス海側バルコニー客室の揺れが分かる動画
窓からさわやかなそよ風がカーテンをなびかせているように見えますが、窓は締め切っていますので風ではなく純粋に揺れだけでカーテンが動いています。カーテンはとても重い材質なので、動きがダイレクトで分かりやすいと思います。
台湾から横浜に向かう宮古島から北に200kmくらいの海のど真ん中。比較的穏やかな波ですが、揺れとしては大きくも小さくも無い、平均的な大きさ。この船が最大船速になると、大体このような状態です。
縦ゆれも感知しやすいように、ふかふかベッドの上にカメラを設置しました。しかし、縦ゆれはほとんどありませんね。
クルーズ旅行で船酔いする理由
船酔いしやすい人とは?
小学生のときの家族旅行で、大変だった・・・
中学生のときのバス旅行で、気持ち悪かった・・・
そうです、いちばん乗り物酔いをする世代は、小学生高学年から中学生にかけてなのです。そして、歳をとるにつれて、乗り物酔いをしなくなっていきます。
なぜ、乗り物酔いをするの?
そもそも乗り物酔いってなに?
・乗り物酔いとは、乗り物の揺れによって自律神経が乱れて気分が悪くなる症状のことです。
ではなぜ、揺れると自律神経が乱れるのでしょうか
普段人が走ったり跳んだりすると、内耳の三半規管で加速度を感じて信号を脳に送ります。その信号を脳が処理して、自分の体の位置や傾きを判断するのです。また、常に重力加速度を感じているので、どちらが下か感覚でわかるのです。目を閉じていてもなんとなく自分の体の状況がわかるのもうなずけますよね。
もちろん、目からの情報も重要です。走っているとか、傾いているとか、目で光を感じた信号を脳が処理して、自分の状況がわかります。
そして、それら三半規管と目からのダブルの情報を脳が処理をすることで、正確に自分の体の状況がわかるのです。
揺れで自律神経の乱れるとは?
揺れというのは加速度ですから、揺れているときは常に三半規管で加速度を感じて信号を出し続けています。それも、上向きだったり下向きだったりいろんな方向からの加速度の信号を脳は受け取っています。でも、目では揺れがはっきり見えませんので、目からの信号を脳はあまり受け取っていません。
三半規管からはたくさんの加速度信号が入っているのに、目からはほとんど入ってこない。「あれ?どうなってるの?」と脳がパニックを起こします。これによって自律神経が乱れるのです。
つまり、これが乗り物酔いなのです。
しかし、乗り物経験を積んでいくと、脳は・・・・
「三半規管からこんな加速度信号が来たけど、目からはたいした信号は来ない。なんでだっけ?そうそう、そんな時は、ただ揺れてるだけなんだよねー、だから大丈夫ね」
と、今までの経験によって脳がパニックにならずに済み、自律神経は乱れません。こうやって、大人になると乗り物酔いしなくなるのです。
だから逆に、乗り物経験の少ない子供は乗り物酔いしやすいのです。そう考えると、大人になっても乗り物酔いする人は、もしかしたら乗り物経験が足りないのかもしれませんね。私は運転免許を持っていないので、運転する人より乗り物経験は少ないですね。
また、乗り物酔いは自律神経の乱れから来るわけですから、不安や寝不足などのストレスも大きな原因のひとつです。とくにネガティブな考えは、自律神経を乱しますから、「私は乗り物酔いしやすいから、また酔うかもしれない」と悲観的にならず、「大人になったから克服できているはず」と楽観的に考えるほうがよいです。
乗り物酔いする人としない人の違い
乗り物酔いしない人
「こんな程度の揺れがあるだけなんだよね。いつものことだから、別に対したこと無いから気にしないもんね。そんなことより、何食べようかしら・・・・」
乗り物酔いしない人は、乗り物の経験と知識を持っているため、ポジティブに考えることができる人なのです。
乗り物酔いする人
「なんか揺れてるけど大丈夫かしら。今はこんな揺れだけど、この後ひどくなるかもしれないんじゃない?てか、この乗り物どこか壊れてるんじゃない?大丈夫?不安だわ・・・・」
乗り物酔いする人は、今後どうなるかの経験と知識が無く不安なので、ネガティブに考えてしまう人だったりします。
乗り物酔いしないためにすべきこと
乗り物酔いをしないためには、知識と経験を積む必要があります。
大人の皆さんは、いろんな乗り物に乗った経験がたくさんあると思います。いつもの通勤電車や自分が運転する車に酔わないのは、いつもの状況なので安心だからです。
いつも乗っている乗り物じゃなく、未経験の乗り物に乗っても、いつもの揺れとさほど変わらないという知識さえあれば、不安が無くなり乗り物酔いしないのです。
そう、安心してれば酔わないのです。
今回、この記事を読んだ皆さんは、ダイヤモンドプリンセスがなぜ揺れないかを知識として得たので、もう安心ですよね。だから、
ダイヤモンドプリンセスに乗っても、もう酔わないのです!!
めでたしめでたしで、いざクルーズ旅行にレッツゴー!
ただし、ちゃんと読んでない人は酔いますから、もう一度読んでくださいね。この記事は読めば読むほど酔わなくなるんですよ。
しかし、耳や脳に何らかの病気が潜んでいる場合は、大人になっても乗り物酔いをする場合があります。なんだか急に乗り物酔いがひどくなったかもって人は、迷わず病院に行きましょう。病気じゃなかったとしても、「病気じゃない!」ってハッキリするだけで不安が無くなり、酔わなくなるものです。
酔い止め薬の効果
酔い止め薬には、鎮静効果のある成分が入っていますから、不安が解消されて自律神経の乱れが起きないので、知識と経験と薬のトリプル効果が期待できます。
ただし、自律神経が乱れてから、つまり乗り物酔いをしてから飲んでも遅いですので、早め(30分以上前)に飲んでおきましょうね。
わたしも、一応アネロンを持っていきます。いつでも薬を飲めるように準備しておくと、安心して酔わないのです。
最新の酔い止め器具
フランスの自動車メーカー「シトロエン(CITROEN)」が開発した、乗り物酔い防止めがね「シートロエン(CEETROEN)」が発売されました。
これは、揺れに合わせて動く青い液体を目の前後に配置することで、前後左右の揺れを目に見えるようにするゴーグルです。
これによって、内耳の三半規管が感じ取る揺れの信号と、目が感じ取る揺れの信号のズレをなくして、脳がパニックにならずに済み、自律神経は乱れないため乗り物酔いをしないという優れものです。
本家のシトロエンの「シートロエン」は、16200円です。シトロエンのディーラーで売っていますが、シトロエンのオンラインショップでも買うことが出来ます。
シトロエンオンラインショップ
さすがのコピー大国である中国では、もうたくさんのコピー商品が出回っていますので、安く購入することが出来ます。原理はかんたんですので、コピー商品でも効き目は変わらないと思います。耐久性やかけ心地は分からないですけど・・・
急いで欲しいときは、アマゾンPrimeマークのあるこちらで買うと、翌日手に入る地域もあります。
しかし、中国発送の商品の2倍以上の値段なので、なんだかもったいない気もします。そんな人は1000円程度の中国発送の商品を選びましょう。ものは同じなのですが、中国発送なので、到着まで2週間は覚悟しなければいけません。
国内正規品と書いてある商品もありますが、日本国内に正規品はありませんので絶対に中国製のコピー商品です。正規品はフランスのシロトエン社の製品ですので、国内正規品と書いてある詐欺まがいの少し高いものを買うくらいなら、一番安いコピー品を買ったほうがマシな気がします。アマゾンでいろんな値段で売られていますが、たぶん製造元は1つだと思われます。
乗り物酔いの症状が出始めたら、メガネをかけて10分くらいで症状が和らぐそうです。乗り物酔いが始まってからでも間に合うのが良いですね。ずっとかけてなきゃいけないんだったら、少し恥ずかしいですね。
この酔い止めメガネをかけたまま、クルーズ客船の中を歩く勇気はありませんが、もし船酔いが始まったら部屋に戻って10分ほど使用すれば症状が良くなるなら、持っているだけで心に余裕が出ると思います。いざというときのお守りとして買っておいてもよいかもしれませんね。
クルーズ旅行で船酔いしない方法
クルーズ旅行で船酔いをしない方法をまとめると、
- 揺れにくいクルーズ客船(ダイヤモンドプリンセス)を選ぶ
- 船酔いをする理由を勉強して、心に余裕を持つ
- 酔い止めの薬を事前(乗船の30分以上前)に飲む
- もしものために乗り物酔い防止めがねを持参する
上の2つで船酔いしないと思いますが、「私はどうしても船酔いしてしまうかも!」と強い暗示にかかっている人は、4つとも実行して、船酔いしなかったという経験を得て、船酔い呪縛を解きましょう。そうすると、薬とメガネは無くても船酔いしなくなると思います。
レッツゴークルーズ!!
クルーズ完全攻略2020 リンク
ダイヤモンドプリンセス完全攻略法 <乗船前>
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